シルバーアクセサリーのメンテナンス
シルバーアクセサリーは使わずにほっておくと黒く変色します。変色していくことがシルバーの「味」となったり、使っていく上での細かなキズが光沢を醸し出し、いい風合いとなって愛着のあるアクセサリーとなるのがシルバーの特徴でもあります。
シルバーは空気中の硫黄分により、硫化銀の皮膜をつくり徐々に黒ずんできます。また、ネックレスチェーンの首や皮膚にあたる部分が黒ずんだり、リングの内側が黒ずんだりするのは、皮膚や髪を構成しているタンパク質の成分である、シスチンというアミノ酸に硫黄が含まれているためです。
また、硫黄は医薬品の皮膚クリームや軟膏にも含まれていて、強い皮膚をつくるタンパク質の成分として重要な役割をもっています。
使用上、汚れや黒ずみ、小さなキズなどは、手入れで買ったときの輝きを取り戻すことができる。
200年前に作られたシルバーアクセサリーであっても正しく手入れをすれば、輝きがよみがえる。
シルバーアクセサリーの手入れ方法
「シルバーをもとの光沢や風合いに戻したい。」「細かいキズを落としたい。」「石や隙間にこびり付いた
汚れを落としたい。」など、その状態によってシルバーアクセサリーの手入れ方法は異なります。
シルバー製品でも、トランペットなどの管楽器や食器は専用クリーナーで手入れします。
以下でシルバーアクセサリーの手入れ方法について説明します。
汚れを落とす軽い汚れは、水やぬるま湯で洗えば簡単に落とすことが出来ます。しかし、細かい細工が入ったものや、石を止めているスキマなどの汚れは、簡単に取れない場合があります。その場合、専用クリーナーを使うか、超音波洗浄器などを使うと、細かいスキマまで汚れを取ることができます。 |
超音波洗浄器超音波洗浄は2万ヘルツより高い周波数の音波を利用して洗浄するシステムです。液体中で超音波を発生すると、洗おうとする物体に接した液面が加圧・減圧を繰り返し、減圧時には非常に細かい無数の真空状の気泡が発生し、加圧時に押しつぶされ、液体同士が激しくぶつかり合い強力なエネルギーが発生します。この衝撃力が物についている汚れを吸引・剥離します。また、表面だけでなく、石の裏側やブラシなどが入りにくい細かなスキマもキレイになります。メガネやシルバーアクセサリーをキレイにするための安価なもの、業務用に数十万円するものがあります。 |
黒ずみを取るシルバー特有の黒ずみの原因である硫化皮膜を取り除くには、専用のクリーナーを使うと簡単に黒ずみを取ることができます。専用のクリーナーには、布に研磨剤をつけたクロスタイプ、科学的にシルバーの表面の硫化銀皮膜を落とす液体タイプ、研磨剤を配合したペースト状のタイプ、最近ではローションタイプや半練タイプ、スプレー式などがあります。 |
キズを取る細かいキズなどは、研磨剤を含ませたクロスタイプクリーナーで磨くと、簡単に取ることができます。また、かなり大きなキズや深いキズは、買ったところで直してもらうか、専門の業者などで直してもらうことをおススメします。しかし、表面に細工がなく浅いキズなどは、サンドペーパーを使ってキズを取ることも可能です。 |
サンドペーパーで磨くサンドペーパーは、紙または布に研磨剤を塗布し、乾燥・硬化させたものです。サンドペーパーに用いられる研磨剤の粗さは#40-#2000位が使われます。また、磨き専用の#4000・#15000といった超微粉粒子を使ったものがあります。シルバーアクセサリーに使う耐水ペーパーは粒度の幅も広く、水ペーパーとも呼ばれ、空研ぎより水を使うことにより持ち味を引き出せるサンドペーパーです。シリコンカーバイトが使われ、耐水処理をしたクラフト紙を使用しています。この方法は手入れというよりリペアの範囲で、クロスで取れないキズを落とす場合に用いられます。表面加工などがある場合は、専門の業者に出すことをおススメします。 |
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